芝大門法律事務所 所属弁護士 田村佳弘

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TOPICS

平和茶会

本日、銀閣(慈照寺)において、「平和茶会」が開催されております。参加費の一部とオークションの売上は、東日本大震災の復興や難民の医療支援のために寄付されることになっており、多数の方がご出席されております。有意義な試みですので、来年以降の継続的な開催が期待されます。

不動産取引と暴力団排除条項

不動産流通4団体は、平成23年5月末までに暴力団等の反社会的勢力を排除するための契約条項(案)をとりまとめ、6月以降、講習会等を通じて会員を啓蒙し、この条項案の普及を図ることになりました。不動産流通4団体とは、社団法人全国宅地建物取引業協会連合会、社団法人全日本不動産協会、社団法人不動産流通経営協会及び社団法人日本住宅建設産業協会のことです。今後は、不動産取引の契約書に「暴力団等反社会的勢力排除条項」が記載されるケースが一層増えることになります。

北野物語館(旧M.J.シェー邸)

Photo No.5

撮影場所:北野物語館(旧M.J.シェー邸)

撮影日 :2011.6.8

撮影者 :Y.T.

本日、関西方面に出張したため、時間を遣り繰りして、旧M.J.シェー邸を訪ねました。これはその時に撮影した写真です(横顔を撮ったような写真となってしまいました)。明治時代の建物ですが、現在は、スターバックスコーヒー神戸北野異人館店として活躍中です。元気で、お洒落な、お爺さん(お婆さん)建物です。

震災特例法による印紙税の非課税措置に関するQ&A

東日本大震災の被災者の方を対象に、「消費貸借に関する契約書」(金銭借用証書等)、「不動産の譲渡に関する契約書」及び「建設工事の請負に関する契約書」について(但し、一定の要件があります)、印紙税が非課税とされる税制上の特例措置が設けられております。具体的なケースでは、この特例措置を受けることができるかどうか迷う場面も予想されますが、平成23年6月6日、国税庁から「震災特例法による印紙税の非課税措置に関するQ&A」が公表されましたので、参考にすべき情報の一つとして紹介する次第です。

理性の限界

極めて不完全な人間であることを自認する私は、「弱さ」に関する本が気になります。先日、仕事と仕事の間のちょっとした空き時間に立ち寄った書店で、「理性の限界」という新書(講談社現代新書 著者:高橋昌一郎氏)が目にとまりました。帯紙には「囚人のジレンマから神の非存在論まで」との難しそうな言葉が並んでいましたが、頁をパラパラめくると、架空の人物(「大学生」、「会社員」、「科学主義者」、「論理学者」、「数理経済学者」などが登場します)が議論をする形式で、専門用語を使わずに難解な概念を説明するというコンセプトらしく、購入することにしました。

著者は、「あくまで楽しみながら考えるという趣旨を優先したつもりである。」と述べていますが、「アロウの不可能性定理」、「ハイゼンベルグの不確定性原理」、「ゲーデルの不完全性定理」などの難しい話を、普通の人が興味を持つように話を作り込む作業はさぞかし大変なことであっただろうと想像されます。

大変面白い本でした。

日本聖公会高崎聖オーガスチン教会聖堂

Photo No.4

撮影場所:日本聖公会高崎聖オーガスチン教会聖堂

撮影日 :2011.5.17

撮影者 :Y.T.

本日、高崎市に出張したところ、昭和4年に建築された教会が市内に保存されていることが分かり、その教会を訪ねてみることにしました。これはその時に撮影した写真です。曇り空なため、少し寂しそうな雰囲気になってしまいました。

鏡岩水源地旧エンジン室・旧ポンプ室

Photo No.3

撮影場所:鏡岩水源地旧エンジン室・旧ポンプ室

撮影日 :2011.5.13

撮影者 :Y.T.

本日、中部地方に出張したため、以前から心を引かれていた岐阜市の「鏡岩水源地旧エンジン室・旧ポンプ室」を訪ねました。これはその時に撮影した写真です。キュートなエンジン室とポンプ室でした。

当面の株主総会の運営に関するガイドライン

平成23年4月28日、経済産業省から「当面の株主総会の運営に関するガイドライン」が公表されました。東北地方太平洋沖地震により引き起こされた東日本大震災の影響が強く残る中で、適切に株主総会を行うべく、会社法学者、弁護士、株主総会実務担当者及び機関投資家等の関係者が検討し、その検討結果を取り纏めたものです。①招集通知等の早期ウェブ掲載、②電子化による株主向け印刷物の削減、③招集通知発送後の招集事項の変更、④定時株主総会の運営、⑤定時株主総会の開催時期、という5つのテーマを掲げ、そこで問題となりうるケースについて推奨する行動指針を示しています。詳しくは経済産業省のWebサイトをご参照下さい。

贅沢な悩み

Voice No.1

私は、仕事を通じて、様々な悩みを抱える方とお会いしてきましたが、時として一般の方からすれば、そのようなことで悩む必要はないのでは、と思うようなことで苦しまれる方がいらっしゃいます。経済的に豊かな方が多く、所謂「贅沢な悩み」ですが、当人にとっては大変な苦しみです。

「贅沢な悩みですね」というフレーズをよく耳にしますが、このフレーズが使われる場合、状況的にもっと大変な人達がいるのだから、悩む必要はないですよ又は悩むなんておかしいですよ、という気持が使う人にはあります。

しかし、「贅沢な悩み」は、贅沢でない「普通の悩み」と同じように深刻であり、それどころか「普通の悩み」より深刻である場合が多いというのが私の実感です。

悩みの原因の多くは、あるべき自分と現実の自分の(主観的な)ギャップであり、その深刻さは、そのギャップが大きいと(当人が)感じるか否かで決まるところがあるため、第三者からみて贅沢か否かということはあまり重要ではないからです。

そして「贅沢な悩み」は、既にそれなりのものを手に入れた方の心の問題であるだけに、より深刻な悩みに至ります。例としてあまり適切ではありませんが、世界で1番になることを熱望し、しかしどうしても1番に手の届かない世界で2番、3番の方の悩みが深刻であることは容易に想像できるところです。日本で100番の方が(日本で100番は大変立派ですが)、世界で2番、3番だから十分でしょう、という言葉を投げかけても、彼ら(彼女ら)の慰めにはならないでしょう。

人も羨む方も悩んでいます。自分だけが悩んで、苦しんでいる訳ではないのです。

レインボーストーブ RB−2

東北地方太平洋沖地震の二日後に実家に戻ったところ、計画停電の話が持ち上がったため、両親が停電時の暖房器具として物置の隅から石油ストーブを取り出してきました。これはその時に携帯電話にて撮影した写真です。

私が学生時代に使用していたものを大事に保管していたようで、灯油を注ぎ、電池を取り替えると無事点火しました。この石油ストーブは、私のお気に入りですが、後日、インターネット上を検索すると、生産中止後も長く愛され続けている石油ストーブであることが判り、少し嬉しくなりました。

3月の話を今頃・・・とお叱りを受けそうですが、お許し下さい。

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