芝大門法律事務所 所属弁護士 田村佳弘

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TOPICS

カフカ短篇集

カフカ短篇集(岩波文庫)は、「判決」や「流刑地にて」などの法律と結びつく題名の短編が収められていることもあって、読まなければ、と思っていた本の一つです。作品を理解しようという身の丈に合わない試みは初めから放棄し、単純にストーリーを追うだけでしたが、興味深く読み切ることができました。その面白さは、比喩的に言えば、音がなくなる又は歪むような感覚にあるように思われ、ワクワク、ハラハラ、ドキドキなどのオノマトペでは上手く伝えることができない、というのが個人的な感想です。

無電柱化

4月5日のTOPICS「成城の桜」の中で、電柱・電線がなければ、と書き込みましたが、国は無電柱化を推進しており、国土交通省の「無電柱化推進のあり方検討委員会」にて、現在、無電柱化の推進の方向性について審議が行われています。公開されている議事録に目をとおしましたが、現状の法制度のもとでは、無電柱化を実施するにあたり、住宅地が最も意見集約の難しいエリアになるように思えます。人の欲に訴えて、無電柱化を実現したエリアの地域住民に「大胆な」税法上の優遇措置(固定資産税の一部免除という限定的なものではなく)を受けられるという仕組みを導入すれば、大きな変化が生まれるかもしれませんが、現実離れした話です。電柱・電線のない桜並木を歩くにはもう少し時間がかかりそうです。

建設業法令遵守ガイドラインの改定

建設企業における元請負人と下請負人の取引のルールとして「建設業法令遵守ガイドライン−元請人と下請負人の関係に係る留意点−」が策定されていたところ、国土交通省は、平成29年3月29日、下請代金の支払手段にかかる項目を追加するなどした最新のガイドラインを公表しました。この最新のガイドラインでは、立入検査で多くみられる違反行為事例が追加されていますので、目を通しておくと、「うっかり違反」が避けられ又は自社の業務改善に役立ちます。

芝消防署

Photo No.34

撮影場所:芝消防署

撮影日 :2016.3.22

撮影者 :Y.T.

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出先から事務所に戻る際に撮影した1年前の写真です。この建物は、当事務所から目と鼻の先にあります。イエローの外壁、青い空、ビルの黒い影のコントラストが目を引きますが、意外にもこの建物は消防署です。なかなかやりますね。

生の短さについて

今年も四分の一が過ぎてしまいました。一週間、一ヶ月、一年という時の単位が毎年短くなるかのように時間が過ぎ去っていきます。そのような中で、セネカの「生の短さについて」(岩波文庫 大西英文訳)を読みました。「いいね」と思う人も多いかもしれませんが、「どうかな」と思う人も相当いるだろうなという内容です。

この作品の中には、弁護人や裁判官について言及している箇所が幾つかありますが、次の一節は強烈です。

「見苦しきは、高齢になってなお、自分とは縁もゆかりもない訴訟の当事者のために裁判で弁護に立ち、取り囲む無知な傍聴者らの賛同を得ようと躍起になっているうちに息を引き取る者である。」

残念ながら見苦しい人生に突き進んでいます。

成城の桜

春らしく桜の写真をアップしました。電柱・電線がないともっと素晴らしいのですが。

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株主リスト

平成28年10月1日以降の株式会社・投資法人・特定目的会社の登記の申請に当たっては、ケースによって、「株主リスト」が添付書類として必要とされるようになったところ、法務省は、昨日(平成29年1月30日)、その記載方法などを説明した「株主リストに関するよくあるご質問」をウェブサイトにて公表しました。株主リストを準備する事務方にとっては参考となる情報が掲載されていますのでご案内する次第です。もっとも、どのように記載するのかという点も大事ですが、「株主リスト」という新たな書類の登場によって、これまでの会社法実務が影響を受けるのか又は受けないのかという点により強い関心があります。

目白聖公会

Photo No.33

撮影場所:目白聖公会

撮影日 :2016.12.1

撮影者 :Y.T.

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JR目白駅の近くにある教会です。JR目白駅は、これまでほとんど乗り降りしない駅でしたが、昨年末はある仕事で何度も利用することになりました。この教会は、戦前に建てられたそうですが、目白らしい品のある姿です。

人生処方詩集

以前に「ヒトラー演説」や「言葉の力 ヴァイツゼッカー演説集」などドイツに関連する本を紹介しましたが、今回とりあげる「人生処方詩集」(岩波文庫)も、偶々なのですが、ドイツ絡みです。この詩集は、ドイツの詩人・作家であるエーリヒ・ケストナーの作品で、序文によれば、人生における「さびしさ」や「失望」などの心の悩みを和らげる目的で出版されたようですが、優しく慰めるという内容ではなく、随所に皮肉というスパイスがきいて、刺激的です。

 

ぼくらはみな おなじ列車にこしかけ

時代をよこぎり 旅をしている

 

これは「列車の譬喩」という題の詩の冒頭部分です。

高校の同窓会に顔を出し、実家から東京に向かう新幹線の座席でせつなさを感じつつ読みましたが、この詩集には、「同級会」という題の詩もあり、同級会に出席する者を相当辛辣に表現しています。そこでは苦笑いするしかありませんでした。

木の時代

先週末、ある講演会に招待していただき、著名な建築家の講演や建材メーカーのトップによるパネルディスカッションを聴く機会を得ました。美しい建物の話をとおして「木の時代」という大きなテーマが語られる一方で、クリーンウッド法(合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律)への対応について意見が交わされるなど、展開力(?)のある講演会でした。

昔からある食べ物、昔から読まれている本、昔から使用されている物(素材)は基本的に体や心に「良いもの」と思っています。木や石などは、様々な素材として、今後も人を惹きつけ続けることでしょう。

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