芝大門法律事務所 所属弁護士 田村佳弘

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CATEGORY :閑 話

撤饌

先日、ご相談者から水天宮の撤饌をお裾分けしていただきました。幸いなことに、神様の力を借りなければならない仕事を抱えているわけではありませんので、風邪にかからない力を授かりたいと思いながら、玉英堂彦九郎の「福は内」を頬張りました。

新年のご挨拶

新春を迎え、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。本年が、皆様にとって、素晴らしい一年になることを祈念しております。

今更ながら

スマートフォンに保存された写真をスクロールして眺めながら、1年間を振り返っていると、夏休みに撮影した写真が目に留まりました。宿泊したホテルの脇にある「森のホール」と呼ばれる建物で、スッキリした印象であったため、何とはなしに撮影したものです。インターネットで調べてみると、安藤忠雄氏が設計に関与されたようです。

手土産

仕事上で長くお付き合のある方から「松屋常盤」の「味噌松風」をいただきました。伝統ある京菓子の一つで、最近のお菓子と比べるのも野暮ですが、流行の軽い食感ではありません。帰宅後、味わいつつも、弁護士のあり方に思いをはせることになりました。

歴史主義の貧困

年末の休みを利用して、「歴史主義の貧困」(日経BPクラッシックス 著者:カール・ホパー)を読み直しました。カール・ホパーは、全体主義を批判した哲学者ですが、本書では、「本書成立の経緯」という箇所で端的に述べられているように、「本書の基本的主張は、〈歴史的な運命への信仰はまったくの迷信であり、人間の歴史の行く末を科学的方法または何らかの合理的方法により予測することはできない〉というものである。」という点について論じています。英語版の出版は1957年ですが、60年以上経てもなお興味深く読むことができる内容です。

この後、積ん読状態の「技術への問い」(平凡社 著者:マルティン・ハイデッガー)に挑戦しましたが、ページをめくる手が重くなってなかなか先に進まず、敢え無く途中棄権となりました。

新年のご挨拶

新春を迎え、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。本年が、皆様にとって、輝かしい一年となることを祈念しております。

ジャスト・カルチャー

原題「Just Culture」(原著者:Sidney Dekker)、邦題「ヒューマンエラーは裁けるか」(東京大学出版会)をようやく読み通しました。本に挟まれたレシートの日付は「2010/01/02」ですので、購入してから3年ほど積ん読状態にあったわけです。

著者は、ヒューマンエラーが犯罪とみなされる傾向に警鐘を鳴らし、事故に対する司法の介入の問題点を指摘します。法曹関係者にとっては耳の痛い話が多いのですが、考えさせられる内容で、買って損のない本と言えます。特に印象に残ったのは、私達が客観的で中立的なものの見方(の提供)を司法システムに期待していることに対する著者の次の指摘です。即ち、「たとえ目隠しをした正義の女神のように、客観的で、公平無私で、先入観なく中立の立場で考えることができると思っていても、客観的な視点から話をすることは不可能である。」とし、続けて「世界を客観的に見ているというのなら、いったいどこから見ていると言うのか? 客観的な視点とは『存在しない場所からの視点』なのである。そして、そんなものはない。」と。

新年のご挨拶

新春を迎え、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。本年が、皆様にとって、充実した一年となることを祈念しております。

全国都市緑化フェアと緑被率

先週の話ですが、東京地裁から内幸町の駅に向かうために日比谷公園を歩いていると、全国都市緑化フェアが開催されていました。歩道の脇には、ガーデンコンテストの出典作品が展示され、その作品の一つが下の写真の庭です。

緑化フェアに触発されたわけではありませんが、仕事を終え、自宅に戻ると東京23区の緑被率が気になり、早速インターネットで検索すると、調査方法と調査年度が異なるため単純比較はできないものの、概ね西高東低の傾向にあることがわかりました。緑被率の高い区は、20%を超えますが、低い区では10%を下回っています。我が大田区では、(仮称)大田区みどりの条例(素案)に対する大田区区民意見公募手続(パブリックコメント)を実施したばかりで、区民からの「緑被率の目標値は?」という質問に対し、大田区は、「グリーンプランおおた(大田区緑の基本計画)では、基準の2009年の20.47%から2030年に緑被率21.5%を目標としています。区民1人が1平方メートル緑をつくれば、緑被率は1%上昇します。」と回答しています。それにしても、20年で1%UPはないだろう、もっとできるのではないか、なんとかして欲しい、と思うのは私一人ではないはずです。

風景の思想

表題に惹かれ、「風景の思想」という単行本(学芸出版社)を購入しました。帯紙に「日本人は風景をどのように見てきたのか。これから風景とどのように関わりあっていけばよいのか。哲学から土木まで、多様な専門家が、風景との関わりをいかに主体的に回復していくかを論じた意欲作」とあるように、景観、都市計画、建築学にとどまらず、美術史、生態学の専門家などが風景について論じています。建築・不動産に繋がる話が多く、いずれも興味深いものでしたが、最も印象に残ったのは、宇根豊氏の「農と風景」(副題:風景としての百姓仕事の発見)でした。

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